南北に長く伸びる日本列島は、小さな国にも関わらず北海道は亜寒帯、沖縄は亜熱帯に属し、同じ一日でもどこに居るかで気温も天気も大きく異なります。季節風や海流の影響を常に受け、山が多いことも局所的に天気を変える要因になっています。
はっきりとした四季があるのも特徴で、季節によってスキンケアの方法を変える必要があったり、季節の変わり目に肌の調子を崩したりします。
体で最大の面積を占める器官「皮膚」に対して季節や天候の変化が与える影響について、正しい知識を持って備えることが大切です。
オイルと皮脂の分泌 - 気温が上昇すると、肌から分泌される天然のオイルが活性化し質感が緩くなります。緩くなったオイルは毛穴に溜まりやすく、適切な角質除去やクレンジングをしないと、ニキビや吹き出物、肌荒れの原因となってしまいます。さらに湿度が高いと皮脂の過剰分泌=オイリー肌にもなります。過剰な皮脂は空気中の汚れや埃を引きつける磁石として作用し、肌にそれらを付着させ、毛穴の中に閉じ込めます。アクネ菌を防ぐためには、角質ケアと毛穴の汚れを取り除くことと、優しいクレンジングが何より大切です。
逆に寒くて乾燥した気候では、空気中の水分が不足するために肌が乾燥し、シワができやすくなったり(早期老化)、かゆみやかさつきなどの炎症を起こしやすくなったりします。また肌から分泌された油分が乾燥し、より質感が固くなって毛穴を詰まらせる傾向もあります。
乾燥した角質の蓄積 - 冬になると、多くの人の肌はカサついたり、かゆくなったり、つっぱったり、赤くなったりします。空気が乾燥していれば肌も同様に乾燥し、くすみやカサつきの原因となります。死んでしまった皮膚細胞は肌表面に蓄積し、外的刺激から肌を守るバリアとして機能します。同時にこのバリアは油分も水分も外から補給させません。例えばせっかくお買い上げいただいたボディローションやバームなどを使っても、毛穴にすら届かないのです。空気が乾燥しているときは特に定期的に余分な角質を取り除き、保湿成分が肌に浸透するようにケアをしましょう。
寒くて乾燥した気候(秋/冬)は、十分な保湿を:
暖かく湿度の高い時期(春夏)は:
以上のようなシンプルなスキンケアだけでも、肌の見た目や肌触りに大きな違いをもたらします。あなたの肌に合った製品を選び、肌への刺激の強い化学物質を避け、積極的に活動することで、どんな気候や季節でもお肌の健康を保つことができます。
元の記事:https://www.novascotiafisherman.com/blogs/nova-scotia-fisherman-extreme-skin-care/how-changing-weather-affects-your-skin
(一部内容を日本仕様に変更しました)
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